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徳島県の南部に位置する牟岐町・出羽島(でばじま)へ行ってきました。
「未来に残したい漁業・漁村の歴史文化百選」の島、出羽島は牟岐港から南へ3.27km沖合いに浮ぶ、周囲4kmの小さな島で古くは「手羽(ては)」「出波(では)」とも呼ばれ、 寛政12年(1800年)に阿波藩の命令で牟岐浦庄屋「青木家」他、5軒が移り住んだのが集落の始まりだといわれています。 昭和初期に現在のような集落がほぼ形成、強い風を避けるため軒高を低くし軒先がそろっていることと、住民のコミニュケーションの場として、たたむと外壁にもなる「ミセ造り(蔀帳)」が印象的でした。 出羽島全景 左下・連絡船「大生丸」は牟岐の町と出羽を結ぶ、 1日6往復・17トンの連絡船 大人・片道220円 29日、連絡船が来ると民宿のおばちゃんが荷物を運ぶためのネコ車が 唯一の運搬手段 どこの家庭にもある「ネコ車」 島には自動車がない。歩行者専用の道しかなく、そのため物資の運搬に欠かせないのが「ネコ車」。昔、女性にとっては重労働だった共同井戸からの水汲みに大変役立ったという。 軒高がそろった美しい集落、これも風から建物を守る知恵とか。 各家には道路に面した場所に蔀帳が、右下は折りたたむと外壁になる。 公共施設・上段左・簡易郵便局 右・デイサービス「島の家」 下段左・診療所 右・昭和29年~41年まで使われていた発電所建物。 夏の花です、気温は35度を越えていたと思う 島の貴重な水源であった共同井戸がある谷川には、町指定の天然記念物「カニクイ(おおうなぎ)」が生息している。(漁村センターで見られる) この道を行くと学校跡と、灯台に辿り着く 標高76.6mの山頂にある「出羽島灯台」 島内の遊歩道には、こんなところもある 西回り遊歩道展望台にある、大岩「蛇の枕」、大池に住む大蛇が枕にしていたという伝説がある。 西回り遊歩道展望台からす少し進むと、海岸へ降りる道があり 国指定天然記念物「シラタマモ」が自生している池がある。 海岸に堆積した丸石に守られた大池には、1億4千万年前に繁殖した 貴重な藻類「シラタマモ」が国内で唯一自生している場所。 玉石の海岸と大池(右下) 「シラタマモ」の写真 「石積みの大波止」海岸の丸石などを建材として、明治4年頃に構築された遺産。 十分に出羽島を探索し港を後に、島民の皆さんお世話になり ありがとうございました。 出羽島は港を取り囲むように少しの土地に集落が密集しており、寺や神社そして公共施設もそれなりにそろっているが残念ながら学校はなく高齢化した島民の町となっている。 漁が主な仕事だが、民宿では夏休みで来てる子どもの声で賑っていた。この場所以外は南の島らしく大きな樹木に包まれた静かな小島です。
by y-koba84
| 2012-07-29 10:00
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